浦和競馬場では12月25日(水)に第57回ゴールドカップが行われます。
2017年からはSⅡに格上げされ距離も1400mでの施行となり、同年は怪我からの復帰で9か月半ぶりの実戦となったソルテが見事優勝し重賞10勝目を達成しました。
昨年このレースを制したのは4歳馬キャプテンキング。3歳時にはクラシック戦線で羽田盃優勝、東京ダービー2着と輝かしい成績を挙げましたが、古馬になってからは報知グランプリカップで3着が最高という状況。そんな中挑んだゴールドカップでは、逃げたクルセイズスピリツの2番手からの競馬。3~4コーナーでは良い手応えでクルセイズスピリツに並びかけ、4コーナーから直線を向いて先頭に立つと差を広げて後続馬を寄せ付けることなく堂々のⅤで復活を果たしました。3馬身差の2着には好位からレースを進めたバンドオンザランが入り、3着にはキャンドルグラスが入線し、1~3着を4歳馬が独占する結果に。
過去5年のデータをみると、大井所属の馬が3勝を挙げていて好成績で、ソルテが2度勝った他以外にも昨年勝ったキャプテンキングも大井の所属馬。また2017年には小林分場のケイアイレオーネが2着になるなど、大井の所属馬は小林分場も含め注目です。船橋の所属馬は09年にノースダンデーが勝ち、11年、12年はナイキマドリードが連覇するなど以前は活躍が目立ちましたが、過去5年においては優勝馬が出ておらず近年は以前ほどの勢いがありません。なお地元浦和からは4頭が馬券圏内に入っていますが、すべて小久保智厩舎の管理馬となっています。
過去5年の
所属別の着順、勝率、連対率、複勝率
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
大井 | 3 | 1 | 0 | 3 | 42.9% | 57.1% | 57.1% |
小林 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
川崎 | 1 | 1 | 0 | 3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
船橋 | 0 | 1 | 2 | 17 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
浦和 | 1 | 1 | 2 | 18 | 4.5% | 9.1% | 18.2% |
小回りの浦和競馬場で行われるレースだけに、位置取りも重要となってきます。4コーナー地点での位置取りをみると、1着馬のうち4頭が先頭に立っており、残る1頭も3番手に入りました。また連対馬はすべて4番手以内だった中から出ていて、7番手以降だった馬からは3着内に入った馬がいないことからも、後方からレースをする場合でも早めに動けないと厳しい展開になることは間違いありません。直線の長い大井競馬場では直線一気での差し切り勝ちもみられますが、浦和においては最後の直線でしか競馬ができない馬は割り引いた方が良さそうです。
過去5年の4コーナー通過順位別の
着順、勝率、連対率、複勝率
4コーナー | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1番手 | 4 | 1 | 0 | 0 | 80.0% | 100.0% | 100.0% |
2番手 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0.0% | 40.0% | 80.0% |
3番手 | 1 | 0 | 1 | 3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
4番手 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0.0% | 40.0% | 60.0% |
5番手 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6番手 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
7番手~ | 0 | 0 | 0 | 30 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
小回りの浦和競馬場では先行力がものをいう!?
大井所属馬に注目!?
地元では小久保智厩舎の管理馬が最有力!?
クリスマスに行われる熱き戦いでは、
今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか!