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2019年12月31日 開催 水沢競馬場

第44回
桐花賞

レースのみどころ

水沢競馬場で大晦日の風物詩といえば桐花賞。今年も12月31日(火)に開催されます。出走馬はファン投票によって決まり、岩手版の有馬記念とも称されています。

2018年は開催されなかったため、2017年のレースを振り返ります。
2017年、このレースを制したのは2番人気エンパイアペガサスでした。
ゲートが開くと3番人気ダイワエクシードが内からハナに立ち、2番手には単勝1.6倍の1番人気ベンテンコゾウがつけて、菅原俊吏騎手との初コンビだったエンパイアペガサスは3番手の内からの競馬。

その隊列のままレースは進みましたが、4コーナーでエンパイアペガサスが外に持ち出すと、直線では前にいた2頭を捕らえて勝利しました。エンパイアペガサスとの争いに敗れたベンテンコゾウは2着に、逃げたダイワエクシードは3着という結果に。

コーナー通過分析 1

過去5年(2013~2018年)の4コーナーの位置取りをみると、先頭にいた馬は複勝率100%で必ず馬券に絡んでいます。また優勝馬はすべて3番手以内にいて、3着内に入った馬も2013年8番手から脚を伸ばして3着になったトーホクアローを除いては3番手以内にいました。2014年に勝ったコミュニティも道中は7番手からレースをしていましたが、4コーナーでは3番手まで上がってきており、優勝争いに加わるには差し一手では厳しいかもしれません。

過去5年のコーナー通過順位別の
着順、勝率、連対率、複勝率

4コーナー 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番手 2 3 1 0 33.3% 83.3% 100.0%
2番手 0 2 1 1 0.0% 50.0% 75.0%
3番手 3 0 2 1 50.0% 50.0% 83.3%
4番手 0 0 0 4 0.0% 0.0% 0.0%
5番手 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
6番手 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
7番手 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
8番手 0 0 1 5 0.0% 0.0% 16.7%
9番手~ 0 0 0 13 0.0% 0.0% 0.0%

人気分析 2

1番人気は連対率80%で、さらに単勝オッズ1倍台なら[2・2・0・0]で連対率100%。軸としての信頼度は抜群です。また2番人気も3連対していて、3番人気は優勝馬こそ出ていませんが、複勝率では1番人気に並びます。2013年は7番人気スーブルソーが1着、3着にも6番人気トーホクアローが入り3連単は8万円超えの波乱の結果となりましたが、2014年以降は1~4番人気内での決着ということからも上位人気を素直に信頼した方が良さそうです。

過去5年の人気別の
着順、勝率、連対率、複勝率

人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 2 0 1 40.0% 80.0% 80.0%
2番人気 1 2 0 2 20.0% 60.0% 60.0%
3番人気 0 1 3 1 0.0% 20.0% 80.0%
4番人気 1 0 1 3 20.0% 20.0% 40.0%
5番人気 0 0 0 5 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0 0 1 4 0.0% 0.0% 20.0%
7番人気 1 0 0 4 20.0% 20.0% 20.0%
8番人気~ 0 0 0 19 0.0% 0.0% 0.0%

逃げ&先行馬もしくは早めに動ける馬に注目!?
単勝1倍台の1番人気の軸は不動!?
水沢競馬で今年最後のグランプリレースを制するのはどの馬になるのでしょうか!?