Vol.03 木之前葵騎手(名古屋競馬)

「最近、インソールを作ったんです」という木之前葵騎手(名古屋)。

インソールとは、昭和な言い方をすれば「靴の中敷き」で、足裏のアーチや体重のかかり方を理想に近づけるためのサポートする役割を担っています。アスリートで愛用する人が増えていますね。

「知人の紹介で、特殊な機械で足裏を計測してもらって作りました。調教用のブーツに入れて使っているんですけど、いいですよ！足が疲れにくくなった気がします」

他のスポーツ選手のように足裏で直接地面をとらえることはありませんが、鐙の踏み方一つで騎乗姿勢やバランスが変わってくるため、ジョッキーにとっても足裏は重要なパーツになるのでしょう。

「レース用のブーツにも入れたいんですけど、サイズをピッタリに作っているので、入れる隙間がないんです。ブーツを買い替えるタイミングで、レース用のインソールも作りたいですね」

ジョッキーたちが使う道具も日々、進化しています。