8か月の自粛期間を経て、9月8日に再開された笠松競馬場。
しかし岐阜県に「緊急事態宣言」が発出されたため、9月に行われた2開催7日間は無観客になりました。
しかしそれも9月末で解除。笠松競馬は10月1日の場外発売からファンの入場が再開され、10月5日の開催からはファンの目の前でレースが行われることになりました。
ところで場内のお店はどうなっているのでしょう。
笠松競馬場だけで営業しているお店も多いですから、この休業期間で廃業してしまう可能性もあるのではと思ったのです。
そういう心配をしながら笠松競馬場の西門を久しぶりに通過。無観客開催中は正門しか使えませんでしたから、個人的にここを通るのは約11か月ぶりです。
オグリキャップ像を横に見て、飲食店街はどうなっているのか……
今年1月に営業していた全部の店が、以前と同じように営業していました!
というかですよ。目に見えるものすべてが以前とまったく変わっていなくて、逆に驚いてしまいましたよ……
唯一、シャッターが閉まっていたのが「カフェ・イル・ファンティーノ」。情報によると、こちらも10月下旬から営業を再開する予定とのことです。
いやしかし、まったく変化がないのも拍子抜けというかなんというか。店頭に並ぶメニューも以前と変わっていないようでした。
だったら、一般席エリアのお店を全部、利用しようじゃないの!
と考えて、まずはたこ焼きのお店からスタート。ここで買い物するのは初めてです。
ということで、メインメニューの「たこやき」(350円)。
ここは店頭に屋号が書いてありませんが、聞いてみると「親睦の店」とのことでした。
「8か月の間はずっと家にいました。やっぱり働けるのがいちばんですね」
そう話している間も、続々とお客さんが来ていました。大半の人は、たこやきとビールの組み合わせ。ビールは小瓶を紙コップに移す形で400円です。
すると実況アナウンサーの西田茂弘さんがお買い物に来たので写真を1枚。
続いては美津和屋さんで「焼きそば」(400円)。ここの焼きそばは、たしか「競馬場の焼きそばとしては日本一」という話があったような?
アツアツのパックを持って、続いては寿屋さんで串揚げです。なかでも笠松競馬場名物といえるのが「から揚げ串」(100円)。さらに「ウインナー串」(100円)もいただきます。
これらを並べて写真を撮ると、なかなかの迫力。そして食べ始めるとけっこうなボリュームと満足度。
しかし全体的に茶色ばかりですなあ。でも“競馬場フード”において茶色は正義。さて、ではデザートに行きますか。
最後に訪問したのは丸金さん。この店の看板メニューのひとつ「大判焼き」で締めくくります。
すると「焼いたのと揚げたのと、どちらにします?」
うーん、そんな選択肢があるとは想定外。じゃあ、食べたことがない揚げたものにしてみようかな。なにごとも経験!
レースを見ながら食べてみると、ちょっと油っぽい感じはしましたが、これはこれでアリかな。ともかく、笠松競馬場の飲食店街が元気に復活していてめでたしでした!
浅野靖典(あさのやすのり)
競馬キャスター・ライターとして活動中。JRAブリーズアップセール、八戸、九州の各競走馬市場にて司会進行を担当。ライターとしては、
・競馬総合チャンネル(netkeiba.com)
・POGの達人
・JRAホームページ
・週刊プレイボーイ
・WEBハロン
などに寄稿している。