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2009年1月28日(水) 川崎競馬場 2100m

 

相手を定め直線叩き合いを制す、GI最多勝記録も射程に

 屈腱炎を克服し、奇跡の復活を果たしたカネヒキリがGI(JpnI)3連勝なるか。それとも、その連勝にストップをかける馬が現れるのか。今回の川崎記念JpnIは、それが唯一ともいえる焦点だったと言っていいだろう。ジャパンカップダートGI、東京大賞典JpnIで接戦を演じたヴァーミリアンが不在となったこともあり、カネヒキリの単勝は1.1倍と圧倒的な支持となった。
 フリオーソが抜群のスタートを切った。前走東京大賞典では出負けしたことで自身の競馬をさせてもらえなかったことから、今回は戸崎圭太騎手もスタートに集中していたのだろう。7枠11番と外めの枠だったにもかかわらず、今度こそ前へという気合が見てとれた。
 カネヒキリは、まずまずのスタートから最初の3コーナーまでにフリオーソの直後につけた。ルメール騎手はフリオーソを相手と定めたか、ぴったりマークし、道中2頭の差は1馬身以上離れることはなかった。
 それでも3〜4コーナーから直線を向いたところではフリオーソは単独で先頭。早めに先頭に立って、ゴールまで粘り込むという、この馬の必勝態勢に持ち込んだ。
 しかし、直線でカネヒキリがすかさず外から並びかけると、後続を離して2頭の叩き合い。最後はカネヒキリがグイと前に出て、半馬身先着した。
 カネヒキリは確かに強かった。ルメール騎手にして、「パワフルでスピードがあって、僕が考えるパーフェクトに近い馬」と褒め称えたほどだ。
 負けはしたものの、フリオーソも今回はあらためてチャンピオン級の力があるレースぶりを見せてくれた。
 残念だったのは、サクセスブロッケンだった。スタートでやや出負けし、それでもすぐにフリオーソの直後にはつけたものの、内田博幸騎手は掛かって行きたがるのをなだめるのに必死だったようだ。結果、直線では前2頭からは離される一方で、2着のフリオーソからは3馬身差をつけられる3着だった。
 今回も主役となったカネヒキリは、これで通算GI(JpnI)7勝の国内タイ記録。次走は、「予定どおりフェブラリーステークス」(角居勝彦調教師)で、GI(JpnI)8勝の大記録に挑むことになる。

 
C.ルメール騎手
  厩舎スタッフがここまでよく仕上げてくれて、自信を持って乗れました。2番手につけられて、リラックスして完璧なレースができました。直線はフリオーソ1頭を交わせばよかったので、それを目標に追って、よく交わしてくれました。  
 
角居勝彦調教師
  GIに出られるような状態にはなっていたので、あとは馬を壊さないように調整しました。最初、行きたがるかと思ったのですが、いい位置でうまく折り合ってレースができました。フリオーソは直線で強い馬なので、よく交わしてくれたと思います。
 
 


 


 

取材・文:斎藤修
写真:いちかんぽ


 
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