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北海優駿(ダービー)のドラマ

 北海優駿の歴史は、1973年9月9日から始まりました。
当時はサラブレッド4歳(現3歳)の三冠戦の一つで、春の北斗盃・夏の王冠賞・秋の北海優駿という流れでした。

 その頃のホッカイドウ競馬は、札幌・函館・岩見沢・旭川・帯広と 4月〜11月の間に 各地へ移動しての開催(ジプシー競馬とも呼ばれていました)だったので、その年により 北海優駿も色々な競馬場、色々な距離で行われていました。

 過去37回のコースは
札幌 1800m 2400m 2640m
旭川 1600m 2100m
岩見沢 2000m 2600m
帯広 2100m
門別 2000m

と、9種類もあります。

 2007年、全国でのダービーウイークが始まり、北海優駿にもダービーのサブタイトルが付き施行も6月へと変わったため、三冠戦の第二戦という位置付けになりました。

ちなみに過去 三冠馬となった馬は3頭で

1981年  トヨクラダイオー
1999年  モミジイレブン
2001年  ミヤマエンデバー    です。

 また、現役ジョッキーで北海優駿のタイトルを持っているのは、

井上俊彦騎手  1989年  タキノニシキ
           1996年  クローリバー

川島洋人騎手  1992年  リバーストンホープ

櫻井拓章騎手  1997年  シャーペンアイル
           2003年  ビックネイチャー

宮崎光行騎手  1998年  ロンガーワンダー
           2009年  アラベスクシーズ

五十嵐冬樹騎手 2004年 コスモバルク
           2005年 フリートアピール

服部茂史騎手  2006年  ギルガメッシュ
           2007年  ブルータブー

佐々木国明騎手 2008年 ボク          以上の7騎手です。



 1997年の北海優駿には あるドラマがありました。

 王冠賞を制していたシャーペンアイル、主戦ジョッキーは星野純一騎手(現引退)でした。
勿論、北海優駿もコンビを組む予定でした。 もう一冠を狙って期待に胸膨らませています。

 そんな時にこそアクシデントは起こるのでしょうか・・・。

 一つ前のレースにも騎乗していた星野騎手。 何とスタート直後に馬が躓き、落馬してしまいました。
当時のルールでは、レースで落馬した場合、騎手の身体に異常があるないに係わらず 次のレースの騎乗は出来ないことになっていました。(現在は乗れます)

もちろん、星野騎手は かすり傷ひとつなく元気。 しかしルールですから次の騎乗は出来ません。
そう、次のレースはシャーペンアイルとの北海優駿です。

悔しかったと思います。 その悔しさを歯を食い縛ってこらえたと思います。

 そして騎乗変更で指名を受けたのが 櫻井拓章騎手でした。
騎手ですから突然の騎乗命令は経験しているでしょうが、重賞レース 二冠目を狙うシャーペンアイル。
彼もきっとプレッシャーがあったと思います。

 そしてファンファーレ

 シャーペンアイルは好スタートから先手を取り、マイペースで逃げ ライバルたちを寄せ付けずに4馬身圧勝。 しかもレコードタイムのおまけ付き。 櫻井騎手は初重賞制覇を手にしました。

 星野騎手にとっても、櫻井騎手にとっても、絶対に忘れられないレースである事は間違いありません。


 今年はどんなレース、どんなドラマがあるのでしょうか。 6月1日20:30(予定) 門別競馬場グランシャリオナイターでの 北海優駿をお楽しみに!


 そうそう、今は川島洋人騎手の奥様で元騎手の、安田歩騎手も、1995年ダービーコートで北海優駿を制しています。



 沢山の関係者の想いを背に出走する優駿たち。

 その姿を 心を込めてお伝えしたいと思っています。





〜先週の3歳戦から〜

 梅雨のはしり、雨の日が多くなってきました。競馬ファンの方は、特に空模様が気になるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。5/30の日曜日、佐賀競馬の九州ダービー栄城賞を皮切りに、ダービー6連戦。もうダービーウイークまで数日を残すのみとなりました。各地、晴れの天気でいいコンディションの下で、ダービーが行われることを願わずにはいられません。

 今回は、先週の名古屋で行われた3歳戦から、ダービーに出走するであろう馬を、取り上げていきましょう。

 5/18、後半のレースで3歳1組の競走が2つ行われました。9レースが若鷲特別。こちらは、名古屋所属、名古屋デビュー、認定競走未勝利馬による限定戦。いわば、名古屋生え抜き馬に限ったレースです。つづく10レースは、大鷲特別。こちらは、通常の3歳1組によるレースです。
 まず、若鷲特別ですが、1600mの10頭立てで争われました。名古屋生え抜き限定戦とあって、実力差の大きいメンバー構成。その中、注目されたのは、駿蹄賞2着馬のホウライオーカン(牡・藤ヶ崎一男厩舎)で、当然のごとく、1番人気。レース序盤は、4、5番手の位置で運んで、3コーナーから4コーナーで、ずぶいところを見せ、一瞬ひやっとさせるも、直線に向いてからは、さすがの伸び脚で差し切り勝ち。この勝利が通算4勝目。この馬、デビュー初勝利まで7戦を要して、2歳時は詰めの甘さが目につく感じでしたが、4走前のJRA交流で中央馬相手に、鮮やかな差し切り勝ちを決め、イメージが一変しました。2走前の駿蹄賞は、前崩れの流れ、展開に恵まれた面も大きいですが、末脚は確かでダービー本番も侮れない一頭でしょう。


 そのあとの大鷲特別は、1400mの10頭立て。ここは、実績上位のヘイハチキング(牡・原口次夫厩舎)とセンゲンコスモ(牝・山内和明厩舎)の2頭。ともに休み明け初戦で、ヘイハチは2カ月半振り、センゲンは4カ月振りのレース。この2頭は、2度の対戦があり、いずれもヘイハチキングが逃げ切り勝ちで、ヘイハチの2勝。このレースは、3度目の対戦。センゲンにとっては、リベンジの場。好スタートを決めたセンゲンコスモが逃げて、無理せずヘイハチキングが2番手で折り合ってレースは進み、残り400mあたりで、ヘイハチがセンゲンを交わして先頭。このヘイハチを追ったのが、上り馬のスーパーキャロル(牝・藤ヶ崎一人厩舎)だったが、この追撃を抑えて、ヘイハチキングが1馬身半の差をつけて快勝。実力馬が、休み明け初戦を勝利。2着はスーパーキャロル。3着は、人気を下げていたゴールドスイング(牝・竹下直人厩舎)で、センゲンコスモは4着に敗れ、デビュー以来初めて、連を外してしまいました。
 ダービーに向けてということになると、ヘイハチキングは、1400mの距離までしか勝ち星がなく、過去1600m戦を2走して、6着と7着。1900mの東海ダービーとなると、距離延長を克服できるかどうか。一方のセンゲンコスモは、1600m戦で1着と2着が一回づつ。こっちは、距離に融通が利きそうも、同じ相手に3連敗して、叩いてからの変わり身に期待したいものの、次走に課題を残す一戦となりました。


 これでダービーへの前哨戦を終え、いざ本番に向けて、各陣営とも渾身の仕上げで挑んでくることは必至。今年も好勝負が繰り広げられるでしょう。ダービー馬誕生の瞬間を、ぜひとも名古屋競馬場、または、お近くの競馬場、場外発売所などで、お楽しみ下さい。






協賛JBCsss(順不同)
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